幸せはお金で買えます
真田の弟よりお兄ちゃんが好きです。
ヤノアサノです。
「本当にほしいものはお金では買えない」と教えられて生きてきました。
でも、そんなことなかったみたいです。最近、幸せはお金で買えることを知りました。
わが家には小学生男子が2人います。
今現在、わが家は高額なお小遣いを稼げるシステムになっています。このシステムの仕様や良し悪しはいったん置いておいて、とにかく1週間~10日ほどで1500円ちかくも稼げるシステムです。
で、昨日の精算日に1500円ほど受け取った上の子が、3000円ちかく貯まった財布を持って「懐があったかい、懐があったかい」とニマニマ喜んでいました。(どこでそんな言葉を覚えた?笑)
金額も金額だしちょっと心配になって寝る前の布団でお話しする時間に「子どもがそんなにお金持ってて大丈夫かなぁ」と切りだしました。
「お母さんのがたくさん持ってるじゃん」と息子。
「いやいや、そりゃあ一応持ってるけどさ。みんなのご飯の材料買ったり、お前たちの学校に必要なものを買うためのお金だよ。全部みんなのために使うお金でお小遣いとは違うでしょう」
そしたら息子が「このお金もメロンを買うんだよ」と。
にこにこと嬉しそうに言う息子に、ハッとさせられました。
現在わが家では風邪がはやっていて、順番に誰かしらが体調をくずしています。
そして、家族の誰かがつらそうにしている姿を見るたびに「もうすぐお小遣いが貯まるからね、そうしたらメロンを買ってくるからね」と言っていました。
彼にとってメロンは万能薬?らしく、メロンを食べれば元気になれると信じているみたいです。
そんなメロンを買うためのお小遣いだったんです。
息子はお小遣いといえども誰かのためにお金を使おうとしていました。そして、そのお金を稼ぐことも、貯めることも楽しんでいました。
もうね、本当にものすごく楽しそうだったんですよ。
「お金いっぱいもらえるから、もう少しがんばるんだ」って稼いでいた時も、清算日にお札を受け取ってニヤニヤと財布にしまってる時も、本当はキンキラ折り紙が欲しいくせに値段を見て「やっぱりこっちにしよ~」って安い普通の折り紙を買った時も。
本気で心配してたんです。
ゲームソフトを毎月のように買うんじゃないだろうか。そんなにお金お金言っててお金に卑しい子になっちゃうんじゃないだろうかって。
でも違ってました。
「このお金もメロンを買うんだよ」
(お金はみんなのために使うんだよ。それでフツーだよ。メロン買ったらみんな喜ぶぞー。ワクワク。お母さんはどーしてそんなことを言ってるのかな???)と言わんばかりの純粋な目で。嬉しそうな目で。
なるほどね、そのお金の使い方は完全な正解だわ。
お小遣い=自分のためと思っていた私は、息子に正しいお金の使い方を教わりました。
”お小遣いだろうとなんだろうと、お金は誰かのために使うもの”
息子がメロンを買えたとき、みんなが「おいしい」と食べている姿を見て、きっと彼は最高な幸せに満たされるのでしょう。
”お金は目的ではない。誰かを喜ばすための単なるツールでしかない”
正しい使い方をしようとすると、大変な思いをして稼いでいるときも、貯めるためにガマンするときも、とてもワクワクした嬉しい気持ちになれるということも教えてくれました。
最後にもう一度言います。
お金で幸せは買えます。
(ただし、正しい使い方をする場合に限る)
それでは、ご縁がありましたら また。